シャープが本気で世界のシェアを取りに行くと感じられる魅力的なライカ社(Leica)監修のスマートフォンとしては世界初の1インチセンサーを搭載したカメラと、こちらも世界初 最大240HzのOLEDディスプレイ『Pro IGZO OLED』を搭載した5G対応スマートフォン『AQUOS R6』のドコモ版であるAQUOS R6 SH-51Bを購入しましたので早速実機レビューを行っていきます。
まずはAQUOS R6の製品特徴とスペックを紹介しその後、実機レビューを記載します。
AQUOS R6 SH-51Bの特徴
まずはAQUOS R6の製品特徴とスペックを紹介、実機レビューを記載します。
スマートフォン初デジカメの1インチセンサーを搭載
ライカ社(Leica)との共同開発で注目を浴びるAQUOS R6 SH-51Bの特徴の一は、デジカメの1インチセンサーをスマートフォンに搭載するという点です。開発は2019年秋から始まり開発当初は、カメラの部分が5mmくらい飛び出すという製品化には遠い状態だったものだったそうです。
約2年間ライカ社(Leica)ともに開発を行うことで製品化され、前作であるAQUOS R5Gに搭載されていた2.55/1のサイズから一気に5倍の広さとなっています。
センサーサイズが大きいことでより広い範囲を撮影するこができ、キレイに見せるテクニックである背景ぼけ量が多くなります。そして夜間などの暗所撮影では、ノイズを抑えたくっきりした撮影が可能となります。
スマートフォン用に開発されたセンサーとちがいデジカメ用をカスタマイズされているので様々な場所で今まで違う撮影体験ができます!
ライカ社(Leica)のズミクロンレンズを搭載
カメラを撮影する時にセンサーと次に大事なのでがレンズです。一眼レフなどのカメラでも利用されているライカ社(Leica)のズミクロンレンズがついにスマホにも搭載されます。
搭載されているズミクロンレンズは、AQUOS R6 SH-51B用にカスタマイズされており7枚構成で歪みのない本格的な撮影を楽しむことができます。
ライカ社(Leica)のカメラで撮影された写真では、よくモノクロ写真を見る機会が多いですが、くっきりとした印象的なあの写真をスマートフォンでも楽しめるかと思うとAQUOS R6 SH-51Bに対する期待度が高まります。
シャープのIGZOがついにOLEDに進化したPro IGZO OLED
ライカ社(Leica)との共同開発されている1インチセンサー搭載スマートフォンとして注目されているAQUOS R6 SH-51Bですが、モビカメは普段一番利用するディスプレイ(Pro IGZO OLED)の進化に期待しています。
シャープが独自開発している世界で初めて量産化に成功し今までの半導体ではできなかったことを可能にする革新的なテクノロジーであるIGZOの最大進化と言っても過言ではありません。
OLEDは一般的に液晶と比べてひとつの画素に入っている素子の数がケタ違いに多く、Pro IGZO OLEDの開発段階でもそうとう苦労する内容だったそうです。
しかも今回のAQUOS R6 SH-51Bでは、リフレッシュレートが最大240Hzで動くということからさらにPro IGZO OLEDの開発に時間をようする内容となっています。
一般的に動画やゲームなど動きが多いものは、リフレッシュレートが大きいほどなめらかな映像になると言われていますが、Pro IGZO OLEDは240Hzという今までスマホにないスペックのディスプレイがどれほどなのか後ほど体感しレビューしていきます。
AQUOS R6 SH-51Bのスペック
AQUOS R6 SH-51Bの主なスペック一覧です。
サイズ | 約74 × 162 × 9.5mm |
OS | Android™ 11 |
CPU | Snapdragon 888 5G |
RAM / ROM | 12GB / 128GB |
外部メモリ | microSDXC(最大1TB) |
ディスプレイ | 約6.6インチ Pro IGZO OLED |
解像度 | WUXGA+(1,260×2,730) |
HDR | 〇 |
アウトカメラ | 有効画素数 約2,020万画素 |
F値 | 1.9 |
インカメラ | 有効画素数 約1,260万画素 |
F値 | 2.3 |
RAW撮影 | 〇(DNG) |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
防水/防塵 | IPX5・IPX8/IP6X |
おサイフケータイ | 〇 |
生体認証 | 〇(指紋・顔) |
ハイレゾ | 〇 |
外部接続 | USBtypeC / イヤホンマイク端子 |
AQUOS R6 SH-51Bの開封レビュー
ここからはAQUOS R6 SH-51Bの開封レビューをおこなっています。
まずはパッケージから紹介していきます。
開封前にTwitterでパッケージを見ていたのですが、ドコモオンラインショップで購入するとこんなシンプルなパッケージになるのかなと思いきや・・・
パッケージの中にパッケージが隠れていました。
グレーの箱にしっかり真っ赤なライカ社(Leica)のブランドロゴが刻印されています。
AQUOS R6 SH-51B最大の特徴であるカメラのイメージもしっかり印字されております。
パッケージを開封するとAQUOSの文字
AQUOSも紙を取り外すと早速AQUOS R6 SH-51Bが出てきました。
普段iPhone12 Pro Maxを利用しているので、サイズに驚くことはないのですが縁がラウンドになっておりグリップ感がありそうです。
付属品としてUSBtyeCからUSBtypeAに切り替わるアダプターが付いていました。
SIMピンはシンプルなデザインで特徴がない感じです。
メーカーではこういうとこにも、こだわってもらえるとうれしいのですが。
AQUOS R6 SH-51B本体と付属品を撮影
まずは本体ディスプレイ側。
迫力のあるディスプレイ、触る前から迫力のあるPro IGZO OLEDが気になります。
今回はホワイトをチョイスしました。今まではブラックなどの濃い色をえらんでいましたが、AQUOS R6 SH-51Bではホワイトが直感的にきになりました。実際に見てまじりけのないまっしろといった感じです。
大型のカメラ部分も迫力があります。早く外で撮影してサンプル写真をアップしたいです。
本体左側面はボタンなどもないです。
本体底面はスピーカーとUSBtypeC端子とイヤホンジャックなっています。
本体上部には、SIMトレイが格納されています。
本体右側面には、電源や音量ボタンそしてGoogleアシスタントをすぐに呼び出せる専用ボタンが搭載されています。
AQUOS R6 SH-51Bの起動動画
AQUOS R6 SH-51Bのアップデート情報
2021年6月25日に発売されたAQUOS R6 SH-51Bですが、さっそく2021年7月12日にアップデートが配信されました。
今回は、カメラ関連メインのアップデート内容となっています。
HDR撮影時の画質改善
まず1つ目は、HDR撮影時の画質改善です。
屋外の逆光下で人物を撮影するときの肌の画質や、写真全体が暗く映るのを改善したとのこと。
他にも、曇り空などの薄暗い風景撮影の際などに色が沈む現象の改善や色調の再現性が向上されています。
暗い部屋で、電球のような光源があるシーンでのHDR撮影画質もあわせて向上されています。
背景ぼかし撮影モードの精度向上
背景ぼかし撮影モードで人物を撮影する際に、被写体とボカしたい背景の境界線を滑らかではっきりするように改善されています。
オートフォーカスの精度向上
近くの被写体を撮影する際に、本来ピントが合うべき被写体ではなく後ろの被写体にピントが合う現象が修正されています。
UIの改善
写真撮影時のUIが改善されています。
ナイトモードでのみ利用できていた固定撮影の機能が、写真撮影モードでも利用できるようになりました。(AIオート機能をON時に使用できます)。暗いシーンでの撮影の際、モードを変更することなく使用することができるようになります。
AQUOS R6 SH-51Bのファーストインプレッション
開封までのファーストインプレッションとしては、きれいな白の個体が印象的でありその中に大型のカメラがインパクトあります。カメラ部分のまわりがシルバーのフチがありカメラモジュールの盛り上がりをきれいなデザインにしてくれているように感じます。
AQUOS R6 SH-51Bを握った感想としては、ラウンドディスプレイにより握りやすくなっておりグリップ感も好感触です。厚みもぶあついと感じることなくシャープな印象です。
しかし、AQUOS R6 SH-51Bを横にもって撮影をしようとした際は少し細身を感じるのでケースなどを付けたほうが撮影しやすそうだと感じました。