今回紹介するモバイルバッテリーは、MobiCame初登場の株式会社CIOさんからさんから発売されている10000mAhの大容量30W出力の急速充電に対応したモバイルバッテリーSMARTCOBY Pro 30Wの紹介をしていきます。
SMARTCOBY Pro 30Wは、有名クラウドファンディングサイトMakuakeにて目標金額30万円のところなんと7304%越えの約2200万円を達成5,242人から支援を受けたモバイルバッテリーです。安価だから多くの支援を受けたという分けではなく、多くの方のニーズにあった製品だからこそ、この数字が出ていると実際に利用して実感しましたのでじっくり紹介していきます。
SMARTCOBY Pro 30Wのスペック
SMARTCOBY Pro 30Wのスペックは下記となります。
- バッテリー容量:10000mAh
- 入力(USB-C):5V=3A / 9V=2.22A / 12V=1.5A(最大20W)
- 出力(USB-C):5V=3A / 9V=3A / 12V=2.5A(最大30W)
- 3.3-6V=3A / 3.3-11V=2.7A(最大30W)
- 出力(USB-A):4.5-5V=5A / 9V=3A / 12V=2.5A(最大30W)
- 製品サイズ:約77 x 56 x 26mm
- 重量:約183g
- カラー:ブラック
SMARTCOBY Pro 30Wのオススメポイント
ここからはSMARTCOBY Pro 30Wのオススメポイントである
- ほぼクレジットカードサイズでコンパクトな持ち運びやすい
- 大容量の10000mAhバッテリーを搭載
- USBPD対応で30Wの急速充電対応
- 1%刻みのデジタル残量表示機能搭載
- スマホとバッテリー同時充電が可能なパススルー機能搭載
- 大手電気自動車メーカーが採用しているバッテリー搭載
6つのポイントを紹介していきます。
ほぼクレジットカードサイズでコンパクトな持ち運びやすい
SMARTCOBY Pro 30Wは、縦5.6cm横7.7cmと手のひらに収まるサイズで横幅はクレジットカードサイズよりも短いサイズとなっています。重量も183gと他社の10000mAhクラスのモバイルバッテリーと比べても軽量な部類に入る軽さです。
大容量の10000mAhバッテリーを搭載
10000mAhのバッテリー容量となると一般的に実際利用できる容量が6~7割ぐらいとなるので6000mAhから7000mAhぐらいだと考えられます。AppleのM1チップ搭載MacBookAir(2020)が4378mAhなので数字だけで考えれば約1.5回ほど充電ができますが、公式では0.6回となっています。代表的なスマートフォンであるiPhone12では2.5回、iPad Pro 11インチモデルならば約1回となっています。
USBPD対応で30Wの急速充電対応
SMARTCOBY Pro 30Wは、30Wの急速充電に対応していることからiPhone12などのスマートフォンだけでなくMacBookAirののようなノートパソコンでも充電を行うことができます。しかし、10000mAhなので満充電ができるレベルではないのでほとんどMacBookAirの充電がほとんどない状態での利用というよりも少し25%ぐらいの際に少し充電をしたいと考えでSMARTCOBY Pro 30Wを使うといった用途の方が良さそうです。iPhone12やiPadといった製品では満充電までのレベルが可能なのでメインはスマホやタブレットといった使い方が良さそうです。
1%刻みのデジタル残量表示機能搭載
一般的なモバイルバッテリーのバッテリー残量確認はLEDによる大まかな確認ですが、SMARTCOBY Pro 30Wでは、1%刻みの明るくて見やすいデジタル残量表示が搭載されていることから外出前に正確な全量をすぐにチェックすることができ、充電忘れなどを防ぐことができます。ついつい持ち歩いているけど全量がほとんどないといったことも数字を見ることで事前に防げそうです。後で紹介しますが、残量の表示だけでなく急速充電がされているかの確認もここで簡単に確認がとれるようになっています。
スマホとバッテリー同時充電が可能なパススルー機能搭載
モバイルバッテリーでは、コンセントプラグ式のタイプではよく見るパススルー機能が搭載されています。この機能は、モバイルバッテリーを充電しながらモバイルバッテリーから接続されたデバイスも充電できる機能です。両方を充電したい際に効果的な充電方法となっています。
取り扱い説明書には、パススルーに関する記載もありました。
大手電気自動車メーカーが採用しているバッテリー搭載
SMARTCOBY Pro 30Wのモバイルバッテリーの蓄電部となるバッテリーセルには、LG化学社製のINR21700バッテリーセルが採用されています。このバッテリーセルはテスラなどの自動車メーカーにも採用されているようで、自動車といえば安全重視に制作されていることから信頼性は高いものと考えられます。
SMARTCOBY Pro 30Wの実機レビュー
製品パッケージは、シンプルなデザインの中に30Wが強調されています。店頭などで他の製品と並ぶと少しインパクトが弱い感じに見えますが、ネット中心となるとシンプルなパッケージで十分とも考えられます。
背面にはスペックなどが記載されています。
キャッチフレーズの『The New Standard』に新しい風を感じます!地元大阪の企業ということでMobiCameも応援します!
パッケージの中身を開けると主なものはSMARTCOBY Pro 30W本体とUSBtypeC to USBtypeCのケーブル1本、日本語で記載の取り扱い説明書が入っていました。
USBtypeC to USBtypeCのケーブルにはThunderboltに似たマークが、、、端子部分はしっかりした作りになっており30Wの急送充電に対応したものとなっています。コスト的なとこでしょうが、こういう同梱ケーブルにナイロン製の物があればうれしいのですが。
ここからはSMARTCOBY Pro 30W本体を見ていきたいとおもいます。表面にはCIOのロゴがセンターに刻印されています。素材は樹脂なのですが、表面のコーティングが気持ちい手触りで手から滑っていくことなく滑り止めの効果もあります。
USBtypeCのポートですが、はしの方に設置されています。バッテリーセルの位置などからかここは賛否両論ありそうな場所だと思います。ケーブルのことを考えると真ん中らへんの方がいいと思う人もいるのではないでしょうか。
USBtypeAの端子も端にあります。場所としてはUSBtypeC側と裏表対象の位置になります。
底面はスペックなどが記載されています。
SMARTCOBY Pro 30Wの特徴であるデジタル残量表示の液晶がこちらに搭載されており右側についている丸ボタンを押すことで表示されます。
ボタンを押すと液晶に明るい表示で残量のパーセンテージが表示されます。
まずは充電テストとして手元にあったレノボのChromebookにて充電テストをしてみました。差し込むことで充電が始まり残量が点灯した際に液晶右上に緑色の丸が表示されました。
取り扱い説明書で確認すると急速充電モードだとここが表示されるとのことです。今までのモバイルバッテリーだとこういうスピードのところがわからなかったので、可視化されることは急速で充電できているんだという認識になるので便利ですね。
デジタル残量表示をアップで撮影。
今度は先日購入したZenfone8(ZS590KS)を充電してみました。Androidのスマートフォンだとロック画面の下に急速充電と記載され、SMARTCOBY Pro 30W側でもしっかり急速充電マークが点灯していました。Zenfone8(ZS590KS)のコンパクトさとぴったりあうサイズです。
購入者のレビュー紹介
ここでは実際に購入された方のレビューを紹介していきます。
- QuickCharge対応にと記載にあるが、Qualcomm社の対応デバイスリストには記載されていない。
- スマートフォンにUSBケーブルを刺すだけで充電が開始されるのは便利
- ノートパソコンを急速充電で利用しているとモバイルバッテリー本体は触りたくない程度に熱くなる
- 充電サイクル回数が500回と少ない感じがする
- 本体がコンパクトで持ち運びに便利である
- 表面がマットで滑らない点が良い
レビューでもMobiCameが感じたことなども含まれていますが、QualcommのQuickCharge対応デバイスリストがあることは初めて知り調べてみました。実際に掲載されているのは、AnkerやRAVPower、Belkinといった大手メーカーが多く、あくまでも予想ですがQuickCharge認定のテストベンダーが記載されていることから、このような機関にデバイスを通し認証をえないと掲載されないのだと思います。テストベンダーに製品テストを依頼するとその分、製品単価も上がってしまうのでここらへんは難しいところではあります。AppleライセンスであるMFIなどのように厳格に整備されているのであればですが。
SMARTCOBY Pro 30Wのまとめ
SMARTCOBY Pro 30Wを実際に使用した感想としては、他のモバイルバッテリーと比べて新機能など目新しいものはないのですが、デジタル残量表示部分の急速充電マークやコンパクトだけど手から滑りにくい表面コーティング、自動車メーカーにも利用されているバッテリーセルを搭載している点など実際に利用してスペックを感じれるモバイルバッテリーです。サイズやバッテリー容量、充電スピードなどで評価されるモバイルバッテリーの中でこういた便利に利用できるポイントをこれからも搭載した新製品を期待したいと思いました。
今回は以上です!見て頂きありがとうございました!