HTCは、2018年5月23日アメリカにて2018年のフラグシップスマートフォンとなる『HTC U12plus』を発表しました。前日のリーク情報でお伝えしたスペック通り、Snapdragon845を搭載したハイエンド端末になっていますが、驚きはやはりカメラ性能です!昨年の『HTC U11』もDxOMarkのスコアーで90点台を出しカメラ画質が好評でしたが、今回もかなりの高得点を出してきています!日本でも発売が予定されているようなので紹介していきたいと思います。今回紹介しているスペックは海外版を掲載しています。
『HTC U12plus』のスペック
各項目 | スペック |
機種名 | HTC U12plus |
ディスプレイ | 約6インチ |
解像度 | 2880×1440 |
SoC | Snapdragon845 |
RAM | 6 GB |
ROM | 128 GB |
OS | Android 8.0 |
リアカメラ | 1200 万画素(広角) |
1600 万画素 | |
フロントカメラ | 800 万画素 |
800 万画素 | |
カメラ機能 | ボケモード搭載 |
光学手ブレ補正 | |
バッテリー | 3500 mAh |
WiFi規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
microSD | 最大2TB |
防水防塵機能 | IP6 / IP8 |
本体サイズ | 約73.9×156.6×8.7mm. |
重量 | 約188g |
接続端子 | USB TypeC |
その他 | Edge Sense2 |
カラー | トランスルーセントブルー,ブラック,レッド |
発売日 | 2018年7月20日 |
日本版には、おサイフケータイ機能が搭載されています。
『HTC U12plus』の通信キャリア対応バンド
■docomo(ドコモ)
『HTC U12plus』で対応している周波数をドコモの対応周波数と照らし合わせてみました。
◆3G(FOMA フォーマ)
帯域バンド | 帯域周波数 | 対応○ 非対応× |
---|---|---|
Band1 | 2.1GHz帯 | ○ |
Band6 | 800MHz帯 | × |
Band9 | 1.7GHz帯 | × |
Band19 | 800MHz帯 | ○(日本版のみ) |
◆LTE(Xi クロッシィ)
帯域バンド | 帯域周波数 | 対応○ 非対応× |
---|---|---|
Band1 | 2.1GHz帯 | ○ |
Band3 | 1.7GHz帯 | ○ |
Band19 | 800MHz帯 | ○(日本版のみ) |
Band21 | 1.5GHz帯 | ○(日本版のみ) |
Band28 | 700MHz帯 | ○ |
Band42 | 3.5GHz帯 | ○(日本版のみ) |
■au(エーユー)
『HTC U12plus』で対応している周波数をエーユーの対応周波数と照らし合わせてみました。
◆3G(CDMA2000)
帯域バンド | 帯域周波数 | 対応○ 非対応× |
---|---|---|
Band0-2 | 800MHz帯 | × |
Band6 | GHz帯 | × |
◆LTE
帯域バンド | 帯域周波数 | 対応○ 非対応× |
---|---|---|
Band1 | 2.1GHz帯 | ○ |
Band11 | 1.5GHz帯 | ○(日本版のみ) |
Band18 | 800MHz帯 | ○(日本版のみ) |
Band26 | 850MHz帯 | ○(日本版のみ) |
Band28 | 700MHz帯 | ○(日本版のみ) |
Band41 | 2.5GHz帯 | ○(日本版のみ) |
Band42 | 3.5GHz帯 | ○(日本版のみ) |
■SoftBank(ソフトバンク)
『HTC U12plus』で対応している周波数をソフトバンクの対応周波数と照らし合わせてみました。
◆3G(W-CDMA)
帯域バンド | 帯域周波数 | 対応○ 非対応× |
---|---|---|
Band1 | 2.1GHz帯 | ○ |
Bnad8 | 900MHz帯 | ○ |
Band11 | 1.5GHz帯 | × |
◆LTE
帯域バンド | 帯域周波数 | 対応○ 非対応× |
---|---|---|
Band1 | 2.1GHz帯 | ○ |
Band3 | 1.8GHz帯 | ○ |
Band8 | 900MHz帯 | ○ |
Band41 | 2.5GHz帯 | ○ |
Band42 | 3.5GHz帯 | ○(日本版のみ) |
『HTC U12plus』のオススメポイント
MobiCame(モビカメ) が気になる機能をピックアップしてみます!
一度使ったらハマる機能が更にパワーアップしEdgeSense2へアップ!
前作の『HTC U11』を借りて使用していた時も、ずっと使っていたEdgeSenseが『HTC U12plus』にパワーアップして機能が増え、バージョン2として搭載されています。ホールドしたり、タップしたり、握ったりと本体サイドに搭載されている圧力センサーが動作を感知し様々なスマートフォンの機能を動かすことができます。『HTC U11』発売当初は、スマートフォン内部の機能(カメラ等)に限定されていましたが、その後、対応アプリを増やすなどし今回はなんとGooglePlayストアのほぼすべてのアプリで動作するとのこと!普段使っているアプリを起動する際に画面をタップしなくても EdgeSenseですぐに起動!といった流れもできそうですし、アプリ立ち上げ後も地図を拡大したり、音楽などを再生して一時停止動作などの設定もできるみたいです!
GoogleアシスタントとAmazonAlexaにも対応?
海外ではすでに『HTC U11』から対応していますが、日本の『HTC U11』ではまだ対応していないです。もし日本での発売が決定した際には、同時にサービス開始もアナウンスしてくれるとうれしいですね。
最大のポイントは4つのカメラを搭載しDxOMarkスコアが103点!
ついにHTCもデュアルカメラを搭載しました!しかも全面と背面の両方共です!
メインとなる背面のカメラは、1200万画素の広角レンズと1600万画素の望遠レンズを搭載し幅広くそしてズームは、光学2倍~デジタル10倍までとなっています。オートフォーカスの性能も向上されておりレーザー焦点が追加されウルトラスピードオートフォーカスのバージョン2となっています。背景や全面のボケを出すクオリティもかなり高いみたいです。
ARステッカー機能を標準で搭載していますが、ここはアプリでの導入の方がよかったかな笑 様々なメーカーからこういうアプリは最近多くでていますよね・・・
動画撮影時に注目したい場所へズームしていくと、シーン内の特定の音声や音声を拡大することができるAudioBurst機能を搭載しています。U11にも搭載されている機能ですが今回のバージョンアップにより60%近く音声が大きく表現できるようになっているそうです。
他社のスマートフォンではあまり見ない機能として、オートズーム機能も動画撮影時に役立ちそうです!ワンタッチオートズームでは、名前の通り自動でズームしてくれる機能ですが、先程のAudioBurst機能と合わせてより臨場感のある映像を作成することができそうです!
以前にHTC台湾本社を訪問した際に話を伺った際にカメラの画質に関してのこだわりが高く、なにか不具合等がある場合すぐに情報が欲しいといった話を聞くほどでした。なので今回もDxOMarkスコアに関してもこだわりの結果と様々なバージョンアップをしてきた結果だと思います。最近までDxOMarkのスコアが注目されることはなかったのですが、HTCが発表会で出すようになり、そしてGoogleがPixelの発表会でそしてApple、Huaweiと続けて出してきているのでしっかりした評価機関のスコアが見れることはうれしいです。これもAndroidスマートフォンパイオニア企業であるHTCの功績ではないかと感じます。スコアを見るとHuaweiのP20Proには負けましたが、iPhoneやGalaxyには一歩リードしています。iPhoneの画質が一番きれいという日本での考え方も変わってくれたらうれしいのですが。
半分スケルトンのカラバリが今回もラインナップに!
台湾本社へ伺った際に特別に 発売前のU11+のスケルトンバージョンを触らせて頂きましたが、ガジェット好きにはたまらないあのデザイン!もし日本でも発売したら欲しいという声はすごく多かったですね!私もその一人です笑 今回のU12+ ではぜひ日本でも発売してほしい!本社デザイナーの方に聞いた、半分スケルトンにしている理由は・・・台湾本社訪問記事に書いているのでよかったら読んでください!
IP68の防水機能も搭載!
以前は日本でしか見ることがなかった防水機能ですが、iPhoneが対応するようになったりすると自然と他の企業も対応してきますね。HTCは長く日本市場を見てきているのでこういう点も対応が早いのかなと思います。
日本独自の準天頂衛星システムのみちびきにも対応!
前作の『HTC U11』は日本独自の準天頂衛星システムのみちびきに対応していたが『HTC U12plus』はどうなっているのかと思い、中の人へ聞いてみると対応しているということ!
準天頂衛星システムのみちびきをご存じない方は、こちらに詳しく記載されているのでどうぞ
HTC U12plusはAndroid Pieにアップデート予定
先日発表になったAndroidの最新バージョンであるAndroid PieへHTC U12plusがアップデートされる予定であると公式で発表されています。他には昨年日本でも発売されているHTC U11やHTC U11plus、HTC U11lifeもラインナップに含まれています。
『HTC U12plus』ではまずカメラを使いたい!
まだまだ紹介しきれていない機能もありますが、今回発表された『HTC U12plus』は高性能で注目を浴びる機種となるでしょう!あとは、プロモーションや伝え方の部分ですが、その点がちょっと残念なんですよね。最近は会社お業績もあまりいい噂を聞かないので日本も撤退・・・といった話は出てほしくないのでぜひ今回の『HTC U12plus』が日本ででたら購入したいと・・・思っています!