ASUSからZenfoneシリーズの最新モデルであるZenfone8(ZS590KS)とZenfone8Flip(ZS672KS)が発表されました。今回はコンパクトなZenfone8の特徴を紹介していきます。
Zenfone8のハードウェア性能
まずはZenfone8のハイスペックなチップセットやディスプレイに関して紹介していきます。
チップセットはQualcommの最新ハイエンドモデルSnapdragon888
Zenfone8のチップセットは、Qualcommの2021年現在最もハイスペックなモデルであるSnapdragon888が搭載されています。パフォーマンスは前製品であるSnapdragon865から25%アップ、ゲームや動画編集時に必要なグラフィック性能も35%アップとなっています。性能はアップしているが電力効率は25%改善されておりバッテリーの消費が抑えられた設計になっています。モバイル規格5Gに対応しているのはもちろんのこと、WIFIの最新規格であるWIFI6Eにも対応しています。動作メモリーであるRAMは6GB,8GB,12GB,16GB、記憶メモリーのROMは、128GBと256GBとなっています。
ディスプレイはSamsung製リフレッシュレート120Hz対応5.9インチAMOLED
Zenfone8のディスプレイは、5.9インチのリフレッシュレート120Hzに対応したSamsung製のAMOLEDディスプレイとなっています。5.9インチでる理由は開発に大きく関わっている部分なので次の項目で記載します。リフレッシュレートは、最近のトレンドが90Hzに対して120Hzという高性能でスマホゲームをする際に最適なスペックとなっています。
DC調光技術が搭載されており、暗い場所での画面のちらつきを調整し低減してくれます。昼間の明るい野外でも暗い部屋でも、Zenfone8はDC調光技術によって見やすい画面となっています。
ディスプレイ保護をしているガラス面は、最新のCorning Gorilla Glass Victusが搭載され2メートルの高さから落としても破損しない仕組みとなっているとのことです。
最適な持ち運びサイズを追求された本体サイズ
Zenfone8では、利用者がどのようにスマホ利用しているかをデータ化しポータブルデザインの見直しを行ったとのこと。そこから最適な持ち運びサイズが考え出されZenfone8の本体サイズとなっているそうです。
以前からもZenfoneシリーズには、片手で操作できる片手モードが搭載されていましたが、今回のポータブルデザイン見直しにより機能も刷新されています。新機能では、親指だけで完全で快適なコントロールが可能とのことです。
人により手の大きさは異なり、指が長い人もいれば、手の甲が大きい人もいますね。Zenfone8のメインコンセプトが『片手でも非常に使いやすくすること』であることから、徹底した調査、テスト、プロトタイプを経て、可能な限り最大表現できるディスプレイサイズ搭載しながら、最高の操作性を求めて5.9インチのサイズとなったそうです。ちなみにGoogleで5.9インチのスマホを検索するとあまりなく、唯一ファーウェイのMATE10liteやMATE9がでてきました。
無駄がないシンプルなデザインだが持ちやすいスタイル
最近のスマホでは、特徴的な大型カメラやゲーミングスマホですとこだわった装飾などが施されていますが、Zenfone8は最近では珍しい背面がすっきりした無駄がないシンプルなデザインとなっています。シンプルさの中には側面を持ちやすくした3Dカーブなど『片手でも非常に使いやすくすること』のコンセプトがここでもしっかり反映されています。
IP65/IP68の防水防塵対応
Zenfone8は、IP65/IP68の防水防塵対応がされています。他のスマホと同様ですが、海水など塩水に関してはNGですが、水道水に1.5メートルの深さの状態で30分間沈めても問題ないスペックとのことです。
大容量バッテリーと30W急速充電
バッテリー容量はZenfone8のコンパクトな本体サイズにて大容量となる4000mAhを搭載しておりゲームなどを行わなければ経験上2日弱ぐらいはもつ容量だと思います。バッテリーケアシステムが、内蔵されており、安定充電、定期充電、充電上限など、充電オプションを選択することができるようになっています。充電に関しては、30Wの急速充電に対応しており充電規格としてQualcommのQuickCharge4.0とUSB Power Delivery規格であるPD 3.0 PPSに対応しています。
デュアルカメラですが高性能
Zenfone8のリアカメラは、最近流行りのクアッドカメラではなくデュアルカメラとなります。カメラ構成は6400万画素のメインカメラと1200万画素のウルトラワイドとマクロが合わさったカメラとなりセンサーは両方ともソニー製です。突飛した機能がないのは残念ですが、もともとASUSはカメラのハードスペックよりもフリップカメラなどの撮り方に特徴があります。手ブレ補正などハイスペック端末に搭載されているような機能は搭載されており、普段利用しているデュアルカメラ構成のZenFone6(ZS630KL)でもきれいな写真が撮影ができるので、高画素になってよりきれいに撮影できると思っています。
Zenfone8のリアカメラサンプル画像
1200万画素のソニー製センサーフロントカメラ
フロントカメラは1200万画素のソニー製センサーと高度な高速なオートフォーカス機能が搭載されています。
アコースティックフォーカスモードで動画撮影が楽しみ
Zenfone8には、4軸の光学手ブレ補正が搭載されているので動きのなめらかな動画が撮影できそうです。ZenFone6(ZS630KL)でも手ブレ補正の性能は良く、動画撮影を楽しんでいました。録音中のオーディオキャプチャを強化するためのトリプルマイクが搭載されているといことで音声にも期待できそうです!そして、録音する音声の方向を選択できるアコースティックフォーカスモードが搭載されているので、音をとりたい方向だけに絞ることができます。
コンパクトなボディですが、ステレオスピーカーが搭載されており高音質なハイレゾオーディオを楽しむことができます。以前にASUSのイベントで中の人に話を聞いた際にZenfoneのサウンドはカメラなどと同様かなりこだわってつくられているということだったのでZenfone8でもいい音を出してくれるんではないかと気になります!
Zenfone8のスペック
本体サイズ | 148 x 68.5 x 8.9 mm |
重量 | 169g |
SIM | デュアルSIM(Nano-SIM) |
防水/防塵 | IP65/IP68 |
画面サイズ | 5.9インチAMOLED |
解像度 | 1080 x 2400 |
OS | Android11(ZenUI 8) |
チップセット | Qualcomm SM8350 Snapdragon888 5G |
RAM | 6GB 8GB 12GB 16GB |
ROM | 128GB 256GB |
リアカメラ | 6400万画素、F値1.8、26mm 1 / 1.73、OIS |
1200万画素、F値2.2、14mm(ウルトラワイド) 1 / 2.55、デュアルピクセルPDAF | |
ビデオ | 8K @ 24fps、4K @ 30/60 / 120fps 1080p @ 30/60 / 240fps 720p @ 480fps ジャイロ-EIS、HDR |
フロントカメラ | 1200万画素、F値2.5、28mm(標準) 1 / 2.93、デュアルピクセルPDAF |
ビデオ | 4K@30fps、1080p@30 / 60fps |
スピーカー | ステレオスピーカー |
3.5mmジャック | 搭載 |
WLAN | Wi-Fi 802.11 a / b / g / n / ac / 6e デュアルバンド、Wi-Fi Direct |
Bluetooth | Ver.5.2、A2DP、LE、aptX HD aptX Adaptive |
GPS | デュアルバンドA-GPS、GLONASS GALILEO、BDS、QZSS、NavICを使用 |
NFC | 搭載 |
無線 | FMラジオ |
USB | USBtypeC |
センサー | 指紋(ディスプレイ下)、加速度計 ジャイロ、近接、コンパス |
バッテリー | 4000mAh |
充電 | 急速充電30W USB Power Delivery3.0 |
カラー | Obsidian Black、Horizon Silver、Moonlight White? |
Zenfone8のまとめ
最適な持ち運びサイズを追求されたコンパクトな本体サイズの中にハイスペックな機能が搭載されているZenfone8は、今までのスマホとは比較するのが難しい製品だと感じます。あえて言うならばソニーのXperia5シリーズでしょうか。これだけ魅力的なコンパクトスマホをセカンドスマホとして使うとか考えるのは贅沢かな。記事を書きながら心揺れているモビカメです。
今回は以上です!見て頂きありがとうございました!